食事療法の基本事項 |
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慢性腎臓病(CKD)の食事療法をされる皆様へ
CKDの進行を予防するには、基本的な生活習慣を見直すと共に、CKDの病態にあった食事療法を行うことが大切です。食事療法の基本事項を十分に理解頂いたうえで、実行できる目標を立て、このサイトのメニュー集を活用して食事療法をすすめていきましょう。
エネルギーの過不足は、体重の変化で確認できますので、日頃から体重をチェックする習慣をつけ、 適正体重に近づけましょう。エネルギー他、栄養素に関しては、下図の「食品に含まれる栄養素の目安表」で確認しましょう。
コレステロールの多い卵類や飽和脂肪酸の多い肉の脂肪やバター、ラードなどは避け、不飽和脂肪酸の多い植物性脂肪を とるようにしましょう。背の青い魚の脂肪やしそ油、オリーブ油、キャノーラ(なたね)油などの植物性脂肪は、動脈硬化 の予防に効果的です。コレステロール量は、下図の「コレステロールを下げましょう」で確認しましょう。
血中LDLコレステロールが高い人は、一日の食品中コレステロール量を 300mg以内 にしましょう。
そして血中LDLコレステロールを下げる食品をとるように心がけましょう。
各食品の量は、タイプ別食品構成および栄養量一覧表に従います。
肉・魚・卵・豆腐などのたんぱく質を多く含む食品をとることは必要ですが、腎臓が弱っているときに食べ過ぎると老廃物 が体にたまり腎臓を痛めてしまいます。下図の、「たんぱく質の多い食品」で確認し、適正なたんぱく質をとりましょう。
食塩の過剰摂取は、高血圧をきたします。 塩分の多い食品として漬物や汁物があります。例えば、梅干1個には約2g、たくあん2枚には約1g、ラーメン1杯には約7gの 塩分が含まれます。このサイトのメニュー集にある減塩のポイントや下記「調味料に含まれる塩分量(g)」を参考に減塩を心がけ ましょう。